最近「この植物はどう育てたらいいんですか?」と
聞かれることが多くなったので
植物の本を何冊か買いました。
最初に読んだ本。
スミソニアン研究所博士研究員を経て
農学博士である田中修さんの書いた本です。
とてもわかりやすく、簡潔に書かれています。
子どもの頃にこの本を読んでいたら
理科の授業が楽しくなったのに…と思いました。
植物の中で発生する「エチレン」について。
エチレンには茎の伸びを抑えて、太くする作用がありますが、
植物は何かに触れると接触刺激を感じ、からだのなかでエチレンが発生するのだそうです。
以前お客様に、「お水をあげながら、植物にさわってください」と言ったことがあります。
細かい場所の滞った空気を動かすためにそう言ったのですが、
なかには『植物にやさしい言葉をかけて育てると、普通よりずっときれいな花が咲くんですよね』と返された方がいらっしゃいました。
きっとその方たちは、やさしい言葉をかけながら触っていたのだと思います。
当書にて、その経緯がわかったので、
こんどそのように言われたら
「やさしい言葉と一緒にたくさん触ってあげてください」と伝えられます。