「モノクロームの庭」
植物を白と黒で表現したことについて
何人かの方から なぜ? と質問されました。
それについて、私自身の考えは
「植物の美しさは色だけではない」ということです。
花びらの透明感や、自然にできたヒダ
普段感じることのない花脈。
無彩色の中に浮き立つそういった線が
植物が懸命に生を全うしようとしている証なのです。
植物を擬人化するつもりはありませんが
花が生きる姿をみると
私は感動して、自分が小さな生き物のように感じます。
自分をがんじがらめにしていた様々な問題が
ささいなことのように感じるのです。
華やかな色とりどりの世界で
黒と白の表現をすることについて
批判的な意見を受けることになるかもしれないと
最初はそう考えました。
でも、会場で聞こえてきたのは
「この作品を見るために3日間通ったよ」
「一番のお気に入り」
などといったお言葉でした。
「花脈」について一所懸命語ってくれたおじいちゃん
バタバタしてて、ちゃんと話をきけなくてごめんなさい。
どうも ありがとう。
ご来場いたきましたお客様に、心より感謝いたします。
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