そこにある輪

レッスンでは何度も
「点から点のつながりを見てください」
と伝えます

けれど多くの生徒さんは その間の空間を埋めようとします

離れた花同士がつながって見える前に
空いた場所が気になってしまうようです

一本の花だけを見るのではなく
その先にある葉
少し離れた穂
向こう側の花へと視線を渡していく

実際には何もない空間なのに
そこには線が生まれ
円が生まれます

花をたくさん入れれば豊かになるわけではなく
その空間を残すことで
かえって作品は大きく広がって見えます

なぜ人は空間を埋めたくなるのだろう

離れていると不安になるのだろうか

つながっている証拠が欲しくなるのだろうか

けれど自然の中には
実際には触れていなくても
響き合っているものがたくさんあります

レッスンで伝えたいのは花の挿し方ではなく
その見えないつながりの見つけ方なのかもしれません

2002年より、ドイツに渡りフローリストの修行を始め、2005年にドイツ国家認定フローリストの資格を取得。2006年からは、世界でもフラワーデザインのレベルが高いオーストリアにて、世界的に有名なフローリストマイスターNicole von Boletzkyのアシスタントとして、数々のヨーロッパ最大級のフラワーエキシビジョンに参加。 詳しくはこちら
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