先日、中学1年生の生徒さん達の前でお話しをさせていただきました。
突然電話でオファーがあった時は何を話せば良いのかな…?と困りましたが
後日「これから自分の人生(職業)を選択して生きていく生徒達へのメッセージ」であり
その中に 仕事の内容、働く喜びやつらさ、職業に就いたきっかけ
を含めてください とのことでしたので
ドイツへ行ったきっかけや、あちらでの生活、勉強、仕事など
お話ししてきました。
30分ほど話した後、生徒さんからの質問を受け付け
「お仕事でつらいことはなんですか?」とか
「日本とドイツの違いはなんですか?」とか
「年収は?」…などなど
そんな質問にこたえていきました。
ドイツにはいまだ、800年以上続く放浪修業をする職人さんがいます。
大工や鍛冶屋、家具職人が主ですが、
いろんな国を回ってマイスターがいるお店を自分で探し、売り込んで
OKが出ればそこで働くことが出来ます。
コールテンのパンツ、ベスト、ジャケット、帽子をかぶって、枝をついて
3年と1日放浪します。
その間実家の30㎞圏内に踏み込んではいけないとか
持ち物が制限されたりとか
ずっと同じ服を着るとか
金のピアスの意味とか…
長い放浪の中で沢山の経験を積んでいきます。
職人になった後、スイスの恩師ニコルのもとで勉強ていた時
たくさんの雑用を一度に言いつけられるので
いかに効率よく、最小限の時間で成功させるか
とんちのような毎日でした。
そのような日々が私を強くしたのは言うまでもありません。
雑用を一所懸命やることは、ストレスに強くなり、脳が鍛えられると思うのです。
後日、生徒さん達が書いた感想文が送られてきました。
読んでいて思わず微笑んでしまうような。
素敵な学校生活をお送りくださいね
JUGEMテーマ:人生論