庭の管理を始めたら、棚まで作ることになった

マンションの庭の管理に携わるようになって、
気がついたことがあります。

同じ庭の中でも、

ここは手がかけられている。
ここは、少し置き去りにされている。

そんな違いが見えてくるようになりました。

 

どこに何を植えるか。
どうすれば、この場所が気持ちよく見えるか。
季節が変わったら、どんな景色になるか。

そうやって庭を見ていると、
今度は、庭の周りにあるものまで気になってきます。

道具の置き場所がないので、収納を作ろうと思ったのですが、
庭を眺める場所に、ただの収納棚を置くのも少し違うな、と。

そこで、壁側には道具をしまい、

反対側は、庭へ出るエントランスから見える飾り棚にしました。

ひとつの棚に、
「使うための面」と「見るための面」をつくる。

 

 

塗装をしようか最後まで迷いましたが、
実際にこの場所に置いてみると、
無垢のままでよかったと思います。

庭を整えるために作ったものなのに、
結局、そのものまでこの場所の景色の一部になっていく。

植物に携わるというのは、
植物だけを見ていればいい、ということではないのかもしれません。

その場所で人が何を見て、
何を使い、
どう過ごすのか。

そういうことまで、考えます。

そして気がつくと、

庭を整えるために、
棚まで作っていたりして……。

2002年より、ドイツに渡りフローリストの修行を始め、2005年にドイツ国家認定フローリストの資格を取得。2006年からは、世界でもフラワーデザインのレベルが高いオーストリアにて、世界的に有名なフローリストマイスターNicole von Boletzkyのアシスタントとして、数々のヨーロッパ最大級のフラワーエキシビジョンに参加。 詳しくはこちら
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