
削って 削って また組んで
手を動かしている時間よりも 立ち止まっている時間のほうが長い気がする
試しては崩し 整えたと思えば違和感が残る
そんな繰り返しが続いている

思うように進まないのは、作品だけじゃない
ビカクシダも なかなか育たない
手をかけているつもりなのに 応えてくれないような静けさがある
宮城野納豆さんへ向かう道すがら 見上げるとハナミズキが咲き誇っている
最近意識して食べるようになった納豆 切れたからという理由だけれど
あの建物の雰囲気や 働いている人たちの空気もなんとなく好きで足が向く
迷いもためらいもないように まっすぐに花を開いている姿が、少しだけ遠く感じる
それでも 完全に止まっているわけじゃない
形にならないものの中に かすかな輪郭が見え始めている
進んでいないようで たぶん進んでいる
そんな感覚だけを頼りに今日もまた削っている

Shaping, carving, assembling again and again.
Time passes, and I’m not sure if I’m moving forward.
In the middle of that,
a dogwood tree in full bloom.
So complete,
as if it has no doubts.
