先日染織家の小林澄子さんのアトリエにお邪魔しました。
婦人画報2014.12月号
小林さんが話す言葉のひとつひとつに
優しさと思いやりと強さが秘められており
ご一緒させていただく時間は
まわりの空気が澄みわたりながらも ふわっと包まれたような
なんともいえない心地よさを感じます。
やわらかく、適度な重さがあり
肌に吸い付くようです。
全て自然の植物の色。
「天然の色は早く色あせてしまうけれども それでいいと思っている」
最初に染めた色、二番目に染めた色
同じ植物でも違う色になるそうです。
私も植物に携わる仕事をしていますが
自然のものですから、ままならないことが多々あります。
でもそこが愛おしいと感じる。
花は自分に合わせるものではなく
花に近づくものですから。
そら豆ご飯をごちそうになり
お庭の植物などを見せていただいて
一日お邪魔してしまいした。
帰りの空はこんな色
小林さんのお着物を思い出しました。
良い一日でした