植物展『結実』
昨日無事に終了いたしました。
2週間の展示のあいだ
たくさんの方に足をお運びいただき
ありがとうございました。
開場に展示しました作品で使用しました
「神代杉」につきまして
ご質問をいただきましたので
こちらでご紹介をさせていただきます。
神代杉とは
噴火などで地中深くに埋もれ
長い時間をかけてゆっくりと水分が抜けて半化石化したもので
中を割くと光沢のある赤褐色をしており
空気に触れると徐々にいぶし銀のような黒みを帯びてくる
神秘的な木です。
(作品やアクセサリーに使用した神代杉は鳥海山の噴火で埋もれた木です。)
一緒に変化を楽しめるオブジェです。
今回の展示のテーマは「結実」
お金も住むところもなく、行きあたりばったりの渡航で
フローリストとして生きる決意をしたのはドイツ・ミュンヘンでした。
郊外にあったFloraliという花屋からはじまり
オーストリア、スイスで植物の装飾を学びました。
失敗を繰り返しても辛抱強く支えてくれたFlorali
植物の新しいカタチを見せてくれたNicole von Boletzky
そこで過ごした数年間はかけがえのない時間でした。
昨年Floraliが閉店したことを知り
花屋での修業時代、
一番大変だったクリスマスの時期によく使った木の実をテーマに
この度の植物展「結実」に至りました。
結実ーFrüchteー
けつじつ【結実】
植物が実をむすぶこと。
【努力した末に】りっぱな結果となってあらわれること。
奮励努力の日々をおくられている皆様へ
努力が結実しますように。