20日に開かれました、和太鼓atoa、観世流能楽師 津村禮次郎先生とのコラボ作品「黒塚」の
舞台装飾をさせていただきました。
19日の朝から入り、夜にリハーサル
20日の朝再度調整して午後からゲネプロ、夜に本番というスケジュール。
ここまで本格的な舞台装飾は初めてでしたので
大変勉強になりました。
「黒塚」は安達ケ原に住む鬼婆のお話。
ススキが生い茂る人里離れた場所にたつ粗末な小屋に
山伏の一行が一夜の宿を求めて訪ねてきます。
そこにはひとり老女が住んでおり
糸を紡ぎながら苦しい胸の内を語り始めます。
閨の内をのぞかないよう固く言いつけて
山伏の為に裏山へ薪を採りに行きますが
留守中に山伏の一行のひとりが閨をのぞいてしまい、
そこでたくさんの人骨を見つけます。
逃げる山伏と、裏切りに怒り 狂ったように追いかける鬼女。
最後は山伏に調伏され、鬼女は去っていきます。
寂しそうにぽつりぽつりと話す老女と
怒り狂った鬼女との対比が悲しくも印象的な作品です。
当初の予定は2mでしたが、3mを超える大物となりました
左右の花道も草ぼうぼうに。
終わった後、あぁこの大量の草をどうしよう
と思っていたところ
「うちの畑の肥料にします」と同業のお花屋さんが引き取ってくださいましたアリガトウゴザイマス
今日は土台から
ガムテープをはがす作業に勤しんでいます
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