来月の展示に向けて
日々作品を制作中です。
集中している時間だから
普段は見過ごしていても
見えてくるものがたくさんあります。
昨夜は
ひたすら赤目柳の芽をむいていました。
皮がつるつるして滑るので
手を濡らしながら
親指と人差し指で押しひねります。
座ると作業が遅れるので
立ちながら、6時間ほどかかりました。
腰が痛くなり
指の腹もひりひりしてきますが
つやつやと輝く実をなでたときの
熱を持った指先にひんやり、しっとりと
重みのある
極上の心地よさは
その甲斐あったと思えるものです。
これが4,5日すると
ふわふわのひよこのようになるので
シルクのような光沢がみられるのは
ほんの一瞬です。
DMに載せた
『結実』という文字は
この赤目柳の枝でかきました。
『今年は実をむすぶ歳となりますように』
願いをこめて。
齋絢子植物展「結実」
2022.2.2₋2.14
アートカフェRose