今年は初日の出を見に
夜明け前 山へ行きました。
雪道をしばらく歩き
見晴らしの良いところで朝日をまちます・・
もうちょっとのところで
雪がひどくなり
戻りました。
帰り道。
初日の出は見られませんでしたが、
家に戻って美味しそうなおせちを
とっておきの器に盛っていただきました。
昨年の地震で壊れた器でしたが
金継ぎ師の方へ修復をお願いして
およそ6ヶ月の期間を経て戻ってきました。
思っていたよりも修復箇所が広くなって
細かく網目状に漆が入っていました。
当初の修復期間を上回ったのも納得しました。
お料理を盛った器の写真をメールでお送りし
改めてお礼を申し上げたところ
すぐに返信をいただきました。
『修復したものを届けるときにドキドキするのはもちろんのこと
渡したあとも本当に気に入ってもらえたのか
内心は満足されていないんじゃないか
実は色々気にしています。
写真を頂いて 受けてよかったと
心から安堵と
嬉しい気持ちでいっぱいです』
丁寧に直してくださって
ありがとうございます。
地震のとき箱ごと落ちて中で割れていたお茶碗
この血管のように張り巡らされた痕を
とても気に入っています。
やわらかく上品で優しく気品のある‥
まるで囲いの中で育てられたお姫様のような器に
孤高をおそれない 揺るぎない信念のようなものが生まれたように感じます。
良いお茶碗で新年を迎えることができました。
今年が皆様にとって良いお年となりますように
本年もどうぞよろしくお願いいたします