去年から『夜』に関するものが自分の近くに集まるようになりました。
それは本であったり、詩であったり。
そういったことは作品にも反映されているように思います。
先日尋ねた古本屋さんで出会った
『夜の庭師』という本。
いったん通り過ぎて他の本もながめましたが
気になり、戻って手に取りました。
帯に「カナダ図書館協会児童図書賞受賞」とありましたが
表紙の絵も素敵だったので買うことにしました。
まだ途中ですが、とても面白く
先を読むのが楽しみです。
写真の板は以前鶴岡の銘木店からお譲りいただいたもの。
サンダーで表面を整えて、年輪の色がきれいにでるよう墨を薄くつけ
またサンダーで整えて…と繰り返しました。
美しいツヤが、見ていてあきません。
ずっとみていると「夜のしじま」を感じます。
『夜はすべてが曖昧模糊となり、ものの輪郭が不確定になる世界』
『夜は聖なるもの。真実の生のみなもと』
『夜はきた。すべてのほとばしる泉は いまその声を高めて語る。
私の魂もまた、 ほとばしる泉である。』
哲学者にも詩人にも
芸術家にも
夜は特別な時間であることは間違いないようです。