求ム、創造の天才。
にて 最終ノミネートされた作品です。
緑の部分はアイスランドモス
外側の部分は神代杉から成り立っています。
アイスランドモスの中には骨組みとして支柱が入っていますが土台は無く
基本的に、モス同士でこのカタチができています。
Mikilitoって何?
って思われるでしょうね。
強いて言うなら
これがMikilito
私の勝負服(作業着) 左ももにいます。。。
ここには Miguelito と書かれていますが。。
恩師であるニコルがこれを書きました。
彼女ののもとでアシスタントをしていたとき
フランコという大きなイタリア人がお手伝いに来てくれました。
よく3人で食卓を囲みましたが
あるときフランコがポケットから
木にネジがささったような道具をとりだし
ネジをまわしました。
すると 心がすっとするような明るい音が・・・
「これはミキリートだ」といいました。
ミキリートってなに?と二人でたずねると
「子どものころ飼ってた鳥の名前。」
フランコの、既になくなっていたお父さんは、森の中を散歩するのが好きで
偶然できたこの道具を持って森の中を歩き 鳥との会話を楽しんでいたそう。
お父さんがなくなったとき、フランコはこれを形見として持ち歩くようになり
名前を ミキリート としたのだそうです。
この大切なミキリートをフランコは ニコルにプレゼントしました。
私、実は帰国する前にニコルとは仲違いをしてしまいました。
彼女と過ごした日々は何物にも代えがたく
彼女は今もわたしにとって とても大切な人です。
彼女との時間を作品に込めて
です。
あの音はとてもきれいでした。。。